大気中の水蒸気量をリアルタイムに観測するマイクロ波放射計
私たちが住む身近な場所での水蒸気量をリアルタイムに測定することを目的に、小型・軽量の水蒸気(可降水量)観測装置を開発しました。
特徴
- 可搬型
- 小型(24 x 33 x 26 cm)、軽量(7 kg)
- 電源の接続のみで利用可能
- 液体窒素校正不要
リアルタイム測定
観測の時空間分解能が高いため、局地的豪雨の前兆のひとつである水蒸気(可降水量)の変動を、リアルタイムに観測することができます。これにより、早期防災行動への貢献が期待できます。さらに、気象予報の数値シミュレーション等に可降水量の局地的な観測データを導入することができれば、気象予報精度の向上が期待できます。
高い設置性
小型・軽量設計で、可搬性に優れています。また、電源を供給するだけで測定できることや、データ通信装置を内蔵しているため、移動観測や複数台でのネットワーク観測網の構築も容易で、街中やビル屋上などにも容易に設置できます。
高度プロファイル 研究中
地上から垂直方向の可降水量高度プロファイルの算出が可能です。
低消費電力
低消費電力で、モバイルバッテリーでの観測も可能です。